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2022.07.05
診療について
インプラント治療は、
歯がない箇所のリカバリー治療であり、
失った歯を補うための治療方法の一つです。
天然歯に近い状態を再現することができるため、
しっかり噛めることはもちろん、
見た目にもこだわりたい方におすすめの治療です。
当院では治療前の診査・診断に力を入れて取り組み、
患者さまの生活スタイルなどに合わせたご提案を行っています。
リスクなどについても欠かさずご説明し、
ご納得いただける治療の提供を目指していきます。
手術時間はインプラント1本につき1時間程度となりますが、
患者さまのご希望に合わせて
複数本の埋入にも対応することが可能です。
手術ではありますが、麻酔を行うため、
手術中に痛みを感じることは基本的にありません。
インプラント治療においては、
手術後のメンテナンスが特に重要となります。
トラブルの早期発見・早期治療につなげていくためにも、
定期的な通院を通して、
お口をチェックする習慣を身に付けていただけると幸いです。
メンテナンスの頻度は
患者さまのお口の状況によりますが、
3カ月から半年に一度を目安としています。
また半年から年に一回レントゲン撮影も行い、
経過を慎重に観察していきます。
口内環境をしっかりと管理して、
インプラントを長持ちさせていきましょう。
インプラント治療を行っている歯科医院は多くありますが、
その欠損箇所のみの治療ではなく、
全体のかみ合わせ等を提案してくれる方針を
選択するとよいでしょう。
当院では、
お口全体の予後を見据えた治療を心がけていますので、
関心のある方はぜひ一度ご相談ください。
※インプラントのリスクについて
当院でお話ししていること_____
・下歯槽神経の損傷をおこす場合があります(知覚異常や鈍麻)。インプラント手術の際に下顎神経に触れた、もしくは近かったなどで神経を損傷したり、圧迫することで起こります。インプラントによる神経の圧迫、損傷、切断がある場合はインプラントを撤去します。経過を見る場合や、内服薬で治療を行うこともあります。
・上あごにインプラントを埋める際に、上顎洞を破る場合があります。手術した時に感染が生じると蓄膿症になる場合があります。この場合は、インプラントを除去する場合もあります。また、蓄膿症の治療には耳鼻咽喉科にて治療が必要な場合もあります。
・インプラントは、入れ歯の治療とは異なり、外科手術を行う必要があります。手術により今までは何の問題もなかった神経や血管などにも手を加えることがあるためリスクがあります。また、手術自体受けられない場合もあります。免疫力や抵抗力が低下しやすく、歯周病の発生リスクの高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方や、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、事前に生活習慣の改善、治療が必要となる場合があります。
・インプラント術後すぐには違和感があったり、痛み、腫れ、出血などが発生する場合がありますが、これらの症状の多くについては一時的なもので、多くの場合2~3日で治まります。
・治療期間が長くかかる場合があります。あごの骨に穴をあけて人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せるため、インプラントが骨に接着するまでに3ケ月~6ケ月程度の治癒期間を要します。また、インプラントを埋め込む骨の厚みを増やす手術を行う場合、さらに期間を要することになります。
・インプラント治療を受けると定期検診、メインテナンスをし続けなければいけません。人工物であるインプラントが虫歯になることはありませんが、日ごろから丁寧なメインテナンスが必要となります。また、口の中の衛生状態が悪いと、インプラント周囲炎という病気にかかる可能性があります。インプラントの機能をより長く維持するために、定期検診が必要となります。
・インプラント治療は、入れ歯、ブリッジ治療とは異なり保険適用外となります。 ・インプラント治療は、お子様、妊婦の方は受けられません。骨の成長途中になるお子様は、インプラント治療はできません。痛み止め、抗生物質等を治療に使用するため妊娠中、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、インプラント治療はお控えください。
・心臓の疾患、骨粗鬆症等、内科的にインプラント治療に適さないケースもあります。また、普段服薬している血圧のお薬等も治療に影響する場合があります。治療相談時に申告してください。
(みずほ歯科口腔外科 院長 山田裕士)